ご質問への回答(技術編)


Q1 メールを受信しようとすると、タイムアウトになる、または接続できない。エラーメッセージのサーバー名には 'localhost'と表示される。
A1  'localhost'とはお客様のコンピュータをさします。つまり、このエラーは、メールソフトウェアが BeToMailの受信メールサーバー (pop.be.to)に直接アクセスして発生しているわけではなく、お客様のコンピュータ内の受信サーバー(localhost)にアクセスしている際に 発生したものです。

(*) Norton Antivirusをご利用の場合は、'localhost'ではなく 'pop3.norton.antivirus'となるようです。



 多くのウィルス駆除ソフトウェアのメール検索機能は、お使いのコンピューター(localhost)内部に POP3に相当するサーバーをつくります。 そして、メールソフトウェアの設定を自動的に書き換えて、POP3サーバーとして pop.be.toではなく localhostにアクセスするように変更します。 メールソフトウェアは localhostにある POP3サーバーを通して、pop.be.toにアクセスするようになります。

 そのため、ウィルス駆除ソフトウェアの反応が悪いと、メールソフトウェアにタイムアウトした旨のエラーメッセージが表示されます。

 メールソフトウェアのタイムアウト時間をのばすことによって対応できる場合もあるようですが、のばしても解決できない場合には、 メール検索機能をはずしてメールソフトウェアの設定を元に戻してください。正常にメールを受信できるようになります。

 また、ウィルス駆除ソフトウェアが正常に動作していないか、切ってある場合には pop.be.toにアクセスすることなく、タイムアウトになります。

 ウィルス駆除ソフトウェアの設定についての詳細は、各ウィルス駆除ソフトウェアのサポートにお問い合わせください。
Q2 設定を変えていないのに、メールが受信できなくなった。(ホスト名の正引きと逆引きが一致しない場合)
A2  BeToMailの POPサーバーは接続するホスト(*1)の DNS(*2)の正引きと逆引き(*3)が一致しない場合は、 不正なホストからの接続として接続を拒否する方針で運用しています。

 そのため、以下の条件に該当するホストからの接続はできません。
  • 正引きと逆引きが登録されていて、それが一致しないホスト
  • 逆引きが登録されていて、正引きが無いホスト
 もし上記に該当する場合には、ご利用の接続プロバイダのサポートへ、 「DNSの正引きと逆引きが一致していないので、修正してほしい。」とお伝えください。

 現在このページをご覧のコンピュータの正引き・逆引きのチェックには、 こちら をご利用ください。ただし、このチェックではウェブブラウザがウェブサーバーに通知する IPアドレスを利用して診断しているので、 プロクシサーバーを利用している方などの場合は、実際の結果と異なる場合があります。



(*1) ホスト
 ここではインターネットに接続しているコンピュータの意で用いています。
(*2) DNS
 インターネットに接続されている機器には、お互いを一意に識別するために IPアドレスという番号を割り当てています。 ところが実際の運用時には番号を覚えるのは大変なので、ホスト名という人にとってわかりやすい別名をつけて管理するのが一般的です。 この IPアドレスとホスト名の相互変換を担うサーバーが DNS(Domain Name Server)です。
(*3) 正引きと逆引き
 ホスト名(たとえば pop.be.to)から IPアドレス(たとえば 210.235.212.2)へ変換する作業を「正引き」。 逆に IPアドレスからホスト名に変換する作業を「逆引き」と呼びます。
Q3 POP, SMTPサーバーの IPアドレスを知りたい。
A3  以下の IPアドレスをご利用ください。(2002年 10月 12日現在)
  • POP3サーバー: 211.13.218.161(pop.be.to) - POPサーバー
  • SMTPサーバー: 211.13.218.225(smtpa.be.to) - SMTP AUTH専用サーバー
  • SMTPサーバー: 211.13.218.224(smtp.be.to) - POP before SMTP専用サーバー
 (*) IPアドレスは運用上の理由で変更することもあります。 IPアドレスに変更がある際には事前に「最新情報」でご案内します。
Q4 送信メールサーバーの機能の違いと利用方法は?
A4  2002年10月12日現在、Be To Mailでは SMTP AUTHPOP before SMTPのメール送信手順をご提供しています。 各送信手順に対応するサーバーは以下のようになります。

送信手順 サーバー名
SMTP AUTH smtpa.be.to
POP before SMTP smtp.be.to

 運用を考えると、一度設定してしまえば従来のようにメールを送信できる SMTP AUTHの方が楽なのですが、SMTP AUTHは最近ようやく対応するメールソフトウェアが増えてきた方式ですので、対応していないメールソフトウェアもあります。もし対応していないソフトウェアをご利用の場合には、POP before SMTPの方式でメールを送信していただく必要があります。


◆SMTP AUTHについて
 SMTP AUTHでは、メールを送信する際に、メールサーバー登録されているユーザー名とパスワードを事前に送信します。メールサーバーは、ユーザー名とパスワードが正しいときのみ、メールを受け付けます。

 そのため、以下の手順で設定をしていただく必要があります。

  1. SMTP AUTHユーザー名とパスワードを入手する
  2. メールソフトウェアに SMTP AUTHの設定をする
一度設定を完了すると、後は従来と同じように送信していだだけます。





◆POP before SMTPについて
 POP before SMTPは、「メール送信(SMTP)をする前(before)に、メールを受信(POP)する。」方式です。メールを受信した際に、メール受信者の IPアドレスを受信メールサーバー(pop.be.to)が送信メールサーバーに(smtp.be.to)に受け渡します。送信メールサーバーは受け取った IPアドレスからのメール送信要求を約 10分間受け付けるようになります。お客様がこの方式を利用するには、以下のように設定して
  • 受信メールサーバーに pop.be.to(pop2.be.toをお使いの方はpop2.be.to)を設定する
  • 送信メールサーバーに smtp.be.toを設定する

 次の手順で、メールを送信してください。
  1. メールソフトウェアでメールを受信する(新着メールが無くても構いません)
  2. メールソフトウェアでメールを送信する(受信から 10分以内に送信してください)
 メールの容量が大きくて、メールを送信中に 10分が経過しても、そのメールが途中で切れてしまうことはありません。



Q5 SMTP AUTHに対応したメールソフトウェアは?
A5  以下は、弊社で動作を確認したか、あるいはお客様より動作するとのご報告をいただいたメールソフトウェアの動作検証リストです。

メールソフト(検証したバージョン) SMTP AUTH対応

Windows

AL-Mail32 1.12 −※4
AL-Mail32 1.13
Becky! Internet Mail 2
Datula 1.52.01
Eudora 4.1J
Eudora 5.0J
Eudora 5.1J ○※1※2
EdMax 2.85
Microsoft Outlook 98 ○※5
Microsoft Outlook 2000
Microsoft Outlook 2002(XP)
Microsoft Outlook Express 4.0
Microsoft Outlook Express 5.0
Microsoft Outlook Express 5.5
Microsoft Outlook Express 6.0
Netscape Communicator 4.51 ○※5
Netscape Communicator 4.75
Netscape 6 Mail
Netscape 7 Mail & Newsgroups
Shuriken 2.2 
PostPet 2.0
PostPet V3
Winbiff 2.4.1
鶴亀メ−ル 2.05
電信八号 32.1.3.1 ○※1
Macintosh
ARENA Internet Mailer Ver2.2
Mail 10.1 (Mac OS Xに付属)
Eudora 4.3 △※1
Eudora 5.0J △※1
Microsoft Entourage X for Mac
Microsoft Outlook Express 5.02 −※4
Microsoft Outlook Express 5.04/5.05
Netscape 6 Mail
Sweet Mail 2.2
PostPet 2.0
PostPet V3

【表の見方】
・・・ 未対応 または 利用できません。
・・・ 利用可能(実際に検証をおこなったもの)
・・・ マニュアル等に対応と記述されている場合(弊社未検証)
※1 ・・・ アカウント名の指定をPOPユーザー名の代わりにメールアドレスを指定します。
(Eudoraの場合は[ログイン名]にbtmXXXX@be.to、電信八号の場合は[POPログイン名]にbtmXXXX@be.toと指定します)
※2 ・・・ POP受信サーバーの認証方式をAPOPにした場合は利用することができません。
※3 ・・・ 設定欄はありますが実際には利用できません。(弊社未検証です)
※4  ・・・ 設定欄はありますが実際には利用できません。同メールソフトをバージョンアップする事でSMTP AUTHを利用する事ができるようになります。
※5 ・・・ 弊社では検証いたしておりませんが、お客様による設定の報告を頂きました。
Q6 メールソフトウェアでのエラー内容とその対処法は?
A6

ここでは、Microsoft OutlookExpress 5.0/5.5 での説明を例としています。
区分 No, エラーメッセージ内容(一部省略) 説明と対処法 参考設定ページ等
送信時 S1 ホスト'smtpb.be.to'が見つかりません。 サーバー名が正しいことを確認してください。 ポート:25,ソケット エラー:11001

送信メールサーバー名が間違っているか、インターネットに接続していない可能性があります。

1.送信サーバーの名前を確認してください。
2. インターネットへの接続状態を確認してください。(ホームページは開くか)

設定方法(サーバー)
S2 受信者の一人がサーバーによって拒否されたため、メッセージを送信できませんでした。(サーバーの応答: '550 <test@be,to> User unknown')

宛先のメールアドレスが存在しない(unknown)というエラーです。

','(カンマ)と'.'(ドット)の誤りや2バイト文字になっていないアドレスを確認してください。

「送信トレイ」フォルダを開いて、エラーメッセージの表示された電子メールを開き、宛先の電子メールアドレスを確認
S3 受信者の一人がサーバーによって拒否されたため、メッセージを送信できませんでした。(サーバーの応答: '553 <test@be.to> Relay operation rejected')

メールの配信制限にかかって送信できない状況です。

送信方式にSMTP AUTHサーバーを使う場合はSMTP AUTHサーバーの設定を、POP before SMTPサーバーを使う場合はPOP before SMTPサーバーの設定を確認してください。POP before SMTPサーバーの場合は受信後に送信しないとこのエラーがでます。

pop2.be.toをご利用の方は pop before smtpは使用できませんので、SMTP AUTHの設定をご確認ください。

送信方法の違い

設定方法(サーバー)

S4 送信者の電子メール アドレスが拒否されたため、メッセージを送信できませんでした。(サーバーの応答: '553 <test@be.to・> Address contained invalid control characters')

ご自分のメールアドレスとして使用できない文字が含まれている時に表示されます。

ご自分のメールアドレスが間違っていないか、設定を確認してください。

設定方法(全般)
S5 送信者の電子メール アドレスが拒否されたため、メッセージを送信できませんでした。(サーバーの応答: '553 <test@be,to> Illegal comma in host name part')

ご自分のメールアドレスで','(カンマ)と'.'(ドット)が間違っている時に表示されます。

','(カンマ)と'.'(ドット)を間違えていないか、 ご自分のメールアドレスの設定を確認してください。

設定方法(全般)
受信時 J1 ホスト'pop.be.to'が見つかりません。 サーバー名が正しいことを確認してください。 ポート:110,ソケット エラー:11001

受信メールサーバー名が間違っているか、インターネットに接続していない可能性があります。

1.受信サーバーの名前を確認してください。
2. インターネットへの接続確認してください。(ホームページは開くか)

設定方法(サーバー)
J2 メールサーバーにログオンできませんでした。パスワードが拒否されました。(サーバーの応答: '-ERR [AUTH] Password supplied for "btmXXXX" is incorrect')

アカウント名やパスワードが間違っている可能性があります。

アカウント名、パスワードの設定を確認してください。

設定方法(サーバー)
J3 セキュリティで保護されたパスワード認証でサーバーにログオンできませんでした。

「セキュリティで保護されたパスワード認証でログオンする(S)」の設定欄がチェックされている可能性があります。

この設定を確認し、チェックを外してください。

設定方法(サーバー)
J4 メールサーバーにログオンできませんでした。パスワードが拒否されました。(サーバーの応答: '-ERR [IN-USE] /usr/mail/.btmXXXX.pop lock busy! Is another session active?')

メールサーバーは、お客様がメールソフトウェアでメールを読もうとすると、メールを読み出している最中にメールの内容が変更されないようにメールボックスをロックします。 メールソフトウェアの異常などで、メールの受信を強制的に中断してしまったり、受信中に回線を切断してしまったりすると、正常にログオフできないためにロックがかかりっぱなしになってしまいます。その為に次の処理を受け付けなくなってしまいます。

通常、この状態は 20分程度で自動的に解除されますので、メールソフトを終了またはメールチェック機能を止めて、しばらくおまちください。ロックされた状態で何度もアクセスするとロックが解けるまでの時間が延びてしまいます。

意図的に複数のパソコンから同じアカウントでPOPアクセスを行うと、稀にサーバ上のメールが消失することがあります。

 
J5 特定のメールを受信中にエラーが出る。 データサイズの大きな添付書類付きメールや特定のメールの受信中にメールソフトウェアがタイムアウトやシステムエラーを起こしてしまう可能性があります。(メールの大きさに拘わらず OutlookExpress がロック(フリーズ?)してしまうメールも存在します )

サーバにあるメールを受信せずに直接削除することで対処します。この作業はリモートメール機能のあるメールソフトやリモートメール専用ツールで行います。 前者はお使いのメールソフトのマニュアルで機能の有無をご確認ください。 また、後者には右に挙げるようなものがあります。

(Windows)
nPOP (フリーウェア)
作者 nakka 氏
http://www.nakka.com/
soft/npop/

(Macintosh)
Mail-Delete(カンパウェア)
作者 武井友也 氏
http://www.asahi-
net.or.jp/~gj3t-tki/

上記の例は一部のもので、すべてではありませんのでご注意願います。

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